【国語の勉強法㉕】接続語⑫
皆さん、こんにちは!さくらアカデミー講師の井元です。
前回まで、それぞれの接続語のはたらきについて、例文を交えながら、お話しさせていただきました。空欄の前後が、「前に原因、後ろに順当な結果が来る関係」のとき「順接」、「後ろに予想外な結果が来る関係」や「前と後ろが逆・反対の関係」のとき「逆接」、「前の内容と同じような内容が後ろに来る、並んでいる関係」のとき「並列」、「前の内容に後ろの内容を付け加える関係」のとき「累加」、「前に結果、後ろに原因・理由が来る関係」・「前の内容を後ろで言い換えている関係」・「前の内容の具体例が後ろに来る関係」のとき「説明・補足」、「前と後ろを比べる、どちらか選ぶ関係」のとき「対比・選択」、「前と後ろで話題が変わっている関係」のとき「転換」という接続語のはたらきでしたね。これらをしっかりと理解することで、空欄に当てはまる接続語を選ぶことはもちろん、文章の次の内容や展開を予測しながら読むことが出来るようになります。
さて、これらの接続語のはたらきの中で最も重要なものはどれでしょうか?もちろん、どれも重要ですが、特に重要なのは「逆接」です。というのも、空欄に当てはまる接続語を選ぶ問題で出題されることが多いですし、「たしかに、もちろん」等の「譲歩」の接続語とセットになり、「譲歩」 ⇒ 一般論 ⇒ 「逆接」 ⇒ 筆者の意見 という形を作ることも非常に多いです。そのため、「逆接」の接続語が出てきたら、筆者の意見が書かれていることが多いので後に注目するとよいでしょう。
今後も少しずつ、ブログで発信していこうと思っていますが、勉強の正しい努力の方法と大切さの指導は、是非さくらアカデミーにお任せ下さい!