小論文の勘違い5選
皆さん、こんにちは。
福山です。
今回も推薦入試の生徒が避けて通れないシリーズ。
本日は「小論文」を扱います。
小論文は多くの勘違いを生みます。
そこで今日は受験生の多くが勘違いしていることを5つ書いていきます。
小論文は国語の延長?
小論文の試験では、「国語」の問題と「小論文」の問題がミックスされます。
「国語」の問題例
・筆者はなぜ○○が必要だと述べているか、説明しなさい。
・図表から読み取れることをまとめなさい。
ここまでは国語の問題です。
一方
「小論文」の問題例
・自身の体験に触れ、○○についてあなたの考えを述べなさい。
・問題点を2つ挙げ、○○についてあなたの考えを述べなさい。
「国語」の問題は国語の受験勉強で練習していると思いますが、「小論文」の問題は皆さん未経験です。
甘く見るのはやめましょう。
小論文は1カ月で何とかなる?
直前対策で何とかなっている生徒も中にはいますが、
それは配点が低いor他の教科で十分なアドバンテージがある
のどちらかです。
特に慶應義塾大学のような大学は少なくとも1年前から準備が必要です。
なぜなら、「小論文」は英語や数学と同じような「1科目」だからです。
また課題文は一度解いて終わりではありません。
2回、3回と書き直し(リライト)が必要です。
少なくとも1年分を解くのに2週間はかかります。
なので1カ月では2年分しか解けません。
小論文はたくさん書かないといけない?
課題演習で最も重要なことは、完璧な回答を作りこむことです。
生徒の中には、添削を待たず次の課題をどんどんやってしまう生徒がいます。
しかし、小論文は量より質です。
30点の答案が3個よりも、まずは90点の答案を1つ作りましょう。
なぜ質を優先させるのかというと、
1度作り方を覚えてしまえば、再現が可能だからです。
小論文はセンス?
小論文は「知識」と「訓練」で上達できます。
「知識」とは
語彙力、背景知識(テーマ力)、使ってはいけない表現、原稿用紙の使い方 等
課題を解く度に「知識」を増やしてください。
「訓練」とは
添削とリライト(rewirite)
完璧な回答ができるまで書き直して下さい。
小論文は学校の先生に添削してもらえば大丈夫?
学校の先生方、担当の科目の傍らの添削業務、本当にお疲れ様です。
学校の先生はあくまで英語や数学の先生であって、小論文のプロではありません。
よっぽど生徒思いの先生でない限り、文法的なミスの指摘しかしてくれません。
近年の小論文試験は長い課題分を読み込み、簡単でない日本語を読解する必要があります。
本職でない先生に「無料で」多くを求めるのはやめましょう。
さくらアカデミーでは…
さくらアカデミーでは、小論文の書き方から丁寧に教えます。
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