小論文の勘違い5選

2022.02.16 ブログ

皆さん、こんにちは。

福山です。

今回も推薦入試の生徒が避けて通れないシリーズ。

本日は「小論文」を扱います。

小論文は多くの勘違いを生みます。

そこで今日は受験生の多くが勘違いしていることを5つ書いていきます。

 

小論文は国語の延長?

小論文の試験では、「国語」の問題と「小論文」の問題がミックスされます。

「国語」の問題例
・筆者はなぜ○○が必要だと述べているか、説明しなさい。
・図表から読み取れることをまとめなさい。

ここまでは国語の問題です。

一方
「小論文」の問題例
・自身の体験に触れ、○○についてあなたの考えを述べなさい。
・問題点を2つ挙げ、○○についてあなたの考えを述べなさい。

「国語」の問題は国語の受験勉強で練習していると思いますが、「小論文」の問題は皆さん未経験です。

甘く見るのはやめましょう。

小論文は1カ月で何とかなる?

直前対策で何とかなっている生徒も中にはいますが、

それは配点が低いor他の教科で十分なアドバンテージがある

のどちらかです。

特に慶應義塾大学のような大学は少なくとも1年前から準備が必要です。

なぜなら、「小論文」は英語や数学と同じような「1科目」だからです。

また課題文は一度解いて終わりではありません。

2回、3回と書き直し(リライト)が必要です。

少なくとも1年分を解くのに2週間はかかります。

なので1カ月では2年分しか解けません。


小論文はたくさん書かないといけない?

課題演習で最も重要なことは、完璧な回答を作りこむことです。

生徒の中には、添削を待たず次の課題をどんどんやってしまう生徒がいます。

しかし、小論文は量より質です。

30点の答案が3個よりも、まずは90点の答案を1つ作りましょう。

なぜ質を優先させるのかというと、

1度作り方を覚えてしまえば、再現が可能だからです。


小論文はセンス?


小論文は「知識」と「訓練」で上達できます。

「知識」とは
語彙力、背景知識(テーマ力)、使ってはいけない表現、原稿用紙の使い方 等

課題を解く度に「知識」を増やしてください。

「訓練」とは
添削とリライト(rewirite)

完璧な回答ができるまで書き直して下さい。

小論文は学校の先生に添削してもらえば大丈夫?

学校の先生方、担当の科目の傍らの添削業務、本当にお疲れ様です。

学校の先生はあくまで英語や数学の先生であって、小論文のプロではありません。

よっぽど生徒思いの先生でない限り、文法的なミスの指摘しかしてくれません。

近年の小論文試験は長い課題分を読み込み、簡単でない日本語を読解する必要があります。

本職でない先生に「無料で」多くを求めるのはやめましょう。

さくらアカデミーでは…

さくらアカデミーでは、小論文の書き方から丁寧に教えます。

巷のテキストや参考書は非常にレベルの高い段落構成を好んでいますが、さくらアカデミーではシンプルな段落構成を採用しています。

誰でも合格レベルに到達できる指導を心がけています。