【国語の勉強法⑨】指示語④

2022.02.17 ブログ

皆さん、こんにちは!さくらアカデミー講師の井元です。

私はこれまで、神奈川県の大手集団進学塾で小学生・中学生を対象に国語・社会等の科目を中心に指導してまいりましたので、本日も国語の勉強法について少しだけ紹介させていただければと思います。

 

前回は、中学3年生はあと1ヶ月ほどで青森県公立高校入試があるということで、残りの期間で少しでも点数が上げられるように、順番を変更して指示語の指示内容のつかみ方の三つのステップのうち一つ目のステップ(「指示語の前後からヒントを得る」)について、お話しさせていただきました。今回はその続きということで、残りの二つのステップについて、お話ししていきたいと思います。中3生はもちろん必見ですし、他の学年の方にも、非常に参考になると思いますので、是非ご覧いただければと思います。

 

例文:机の上にリンゴがある。私はそれを食べた。

 

指示語の指示内容をつかむ二つ目のステップは、「基本的に前から指示内容を探す」です。

一部、例外的に指示内容が指示語の後に来ることもありますが、前々回お伝えしたように、指示語は「くり返しを避けるため」に使うので、基本的に指示内容は前にあるはずです。

今回の例文だと、一つ目のステップで「それ」は食べ物であるというヒントが得られているので、「それ」は「リンゴ」であると予想することが出来ます。(「机」は食べ物じゃないですよね?)

 

指示語の指示内容をつかむ三つ目のステップは、作った答えを「代入して確認する」です。

もちろん書き抜きではなく記述問題であれば、ステップの間に「指示内容を元に自分で答えを作る」がありますが、今回それは割愛します。大事なことは、どれだけ内容面がよく書けていようとも、その指示語に当てはまる形でないと正解にならないということです。指示語の前後の部分と表現が重複してしまっていたり、指示語の前後の部分に上手くつながらなかったりすると不正解になってしまいます。ですので、自分で作った答えを必ず指示語に代入して読み、合っているかどうか確認しましょう。ちなみにこのステップをきちんと踏むことで、仮に「机」が答えだと思ってしまっていても、間違いだと気づくことが出来ます。

 

ということで、指示語の指示内容のつかみ方の三つのステップ(「指示語の前後からヒントを得る」、「基本的に前から指示内容を探す」、「代入して確認する」)について、お話しさせていただきました。わかりやすくお伝えするために簡単な例文をご用意させていただきましたが、難しい問題ほど一つ一つのステップを意識的にやった方がわかりやすくなると思います。是非、ご参考にしていただけたら幸いです。

 

今後も少しずつ、ブログで発信していこうと思っていますが、勉強の正しい努力の方法と大切さの指導は、是非さくらアカデミーにお任せ下さい!