面接が苦手です!!
皆さん、こんにちは。
福山です。
今回も推薦入試の生徒が避けて通れないシリーズ。
本日は「面接」を扱います。
面接は苦手意識がある生徒がはっきりします。
しかし、声を大にして言わせてください!!
「自分は面接が得意だ!!」と思っているほど、指導が大変です。
実際、面接に苦手意識がある生徒ほど、面接は上手なケースがあります。
目次
なぜ面接が得意だと勘違いしてしまうのか?
面接が得意だと勘違いする生徒の多くは
「話好き」「人前で話すことに対して緊張しない」などの特徴を持っています。
また「自分はコミュニケーション能力が高い」と思う節があります。
確かに、上のような生徒は本番で「気持ちよく」面接を受けることができます。
しかし、その「気持ちよさ」は合否に関係がありません。
むしろ、気分が乗って墓穴を掘ってしまう危険性が高いです。
生徒の受験後の反応を聞いて「よかったです。」「思っていることを全部話せました。」などと聞くと微妙な気分になってしまいます。
「話好き」な生徒が気を付けるべきこと
この生徒が陥りやすいのは、前置きが長くなることです。
実は質問に対する「答え」でない部分は聞いてもらえていないことが多いです。
そしていざ質問の「答え」部分を発言している時には、点数が付けられているというケースもあります。
そういう生徒は、話の構成を常に意識するとよいです。
構成の例として、
結論⇒説明⇒結論
の順で話しましょう。
「人前で話すことに対して緊張しない」な生徒が気を付けるべきこと
この生徒が陥りやすいのは、準備を怠ることです。
本番で何とかしようとする傾向があります。
ゆえに、我々のアドバイスを素直に実行しない生徒が稀にいます。
さくらアカデミーではすべての学部に対して、「100の質問」を用意しています。
最低限この質問すべてを準備して臨みましょう。
「自分はコミュニケーション能力が高い」と思っている生徒が気を付けるべきこと
この生徒が肝に銘じてほしいことが、面接で使えるコミュニケーション能力は高くない可能性があることです。
コミュニケーション能力と言っても、
いろいろな力の総称です。
例えば
・語彙のチョイスが絶妙
・論理的に話す力
・相手の意図をくみ取る聞く力
・場を和ませる力
・目上の人に対する礼儀作法
etc
上記のような力は面接で役に立つコミュニケーション能力です。
しかし、「仲間を笑わせる力」「仲良くなる力」等の力は面接では活きない可能性があります。
クラスや部活動内の人気者であっても、面接という場に出ると持ち前のキャラクターが活きないこともあります。
面接に苦手意識がある生徒の方がなぜ得意なのか?
なぜ得意か?というよりもなぜ得意になるか?の方が正しいです。
面接が苦手な生徒は
・簡潔に話すことができる(余計なことを話さない)
・自信がない分、準備を怠らない
・苦手意識があるので、塾のアドバイスを素直に聞ける
このように、苦手意識がある生徒の方が、面接が上手になる下地があります。
逆に、上のような生徒でない場合
「面接が苦手」ということを認識してもらうことに時間がかかってしまいます。
面接はみんなゼロスタート!得意な人なんていない!
ここまでの話をまとめます。
最初から面接が得意な生徒はいない!!ということです。
余計な先入観を持たず、我々のアドバスを素直に実行してもらえば、合格レベルの面接力を身に付けることができます。