【大学受験】推薦の種類について①
皆さん、こんにちは。福山です。
今日は大学受験の推薦の種類について書いていきます。
目次
1.推薦の大まかな種類
2.「学校推薦型」と「自己推薦型」の違い
3.それぞれの特徴
1.推薦の大まかな種類
大きく分けて2つです。
「学校推薦型」と「自己推薦型」に分かれます。
学校推薦型は、「公募推薦」と「指定校推薦」があります。
自己推薦型は、「総合型選抜」と呼ばれています。一部の大学では「総合型選抜」の古い呼び名の「AO入試」を使用しています。
2.「学校推薦型」と「自己推薦型」の違い
「学校推薦型」は「高校」と「大学」のお見合いのようなものです。
原則的に生徒がその大学に合格したら、進学することが必須条件です。
受験するのは皆さんですが、この入試は「高校」と「大学」の信頼関係の上で成り立っています。
そのため「進学しない」ということは「高校」の顔に泥を塗る行為で、後輩たちに迷惑をかけてしまう行為となってしまいます。
一方「自己推薦型」は「生徒個人」と「大学」のお見合いですから、併願受験ができます。
ゆえに、「自己推薦型」の方が受験者が多いため、合格倍率は高いです。
3.それぞれの特徴
それぞれの特徴を知る前に、全体で共通する部分について解説します。
大学が皆さんに要求するのは、おおむね「評定、課外活動、語学力」の3つです。
評定とは、
高校での成績です。
定期テストの点数が大きな割合を占めますが、出席状況や提出物、学習意欲等の総合点です。
課外活動とは、
「高校の勉強」以外の全ての活動です。
真っ先に部活動やボランティア活動がイメージされますが、それ以外にも、イベント参加、読書、学校の総合的な時間の調査・研究などが含まれます。
語学力とは、
英検等の語学資格のことです。
英語以外の言語でも評価されます。
「公募推薦」
この入試形式は国公立大学、私立大学ともにあります。
国公立、私立ともに共通しているのは、学校で推薦できる生徒の人数が決まっているということです。
まずは学校内での選考に通ることが最低条件ですです。
その際、「評定4.0以上」「部活動で部長経験あり」などの出願条件があることが多いです。
国公立大学の場合
1次試験で小論文と面接が課され、2次試験で共通テストの成績を利用することが多いです。
上記以外でも、グループワーク、プレゼンテーション、学科試験(英語や数学)が課される大学があります。
大学により、試験内容のバリエーションは様々なので、募集要項をしっかり確認してください。
私立大学の場合
共通テストの成績を利用することは少なく、ほとんど国公立大学と同じです。
「指定校推薦」
基本的に、試験内容は小論文と面接です。
この入試形式は私立大学のみです。
合格が約束されている入試と思われがちですが、そんなことはありません。
他の入試に比べれば、倍率は低いのは確かですが、十分な準備をせずに合格できるほど簡単な試験ではありません。
「総合型選抜」
この入試は学校の推薦が不要です。
そのため「語学力」「課外活動」のウェートが大きくなります。
志望学部・学科に関係のない「課外活動」はほとんど評価されません。
また、国公立大学の公募制推薦と同様、試験内容は多岐にわたります。
しかし、共通テストの成績を利用する大学はほとんどありません。
次回は、各推薦入試におすすめな生徒とおおよその年間スケジュールについて書いていきます。