八戸と十和田の塾事情~十和田の方が、実は激戦区!?~

2020.08.24 ブログ

八戸市は人口24万の地方都市であるが、この地域に学習塾がいくつあるか知っているだろうか?

大手から小さな個人塾まで全部合わせると、八戸市内にはなんと160もの学習塾がある。(これはコロナが来る前の数字なので、現在では少し変わっているかも)

「そんなに!?」と思う人もいるかもしれないが、これでも全国的にはかなり下の方である(南に行けば行くほど、人口比に対する塾の数は増えていくらしい)。

八戸市は人口24万に対し塾の数が160

では十和田はどうだろうか?十和田市の人口は6万であり、八戸の4分の1となる。そうなると塾の数も4分の1の40となりそうだが、実際には80もの学習塾がある(人口比でなんと八戸の2倍!)。

こうした数字からわかるように、実は「八戸よりも十和田の方が、塾の激戦区」なのである。単純計算すると、十和田の方が八戸より2倍も競争が激しいということになる。

自分の分析では、この要因として大きなものが二つあると思っている。

①北里大学の獣医学部があること
その地域に(ちゃんとしたレベルの)大学があるかどうかというのは、その地域の塾産業の盛り上がりに大きく影響する。東京では東大、京都では京大、仙台では東北大というように、優秀な学生をアルバイトとして雇えるというのは、塾の運営においてかなり大きい。北里大の獣医はそれなりのレベルで、センター試験で総合80%以上取れる学力がないと合格はできない(他の学部はもっと簡単なのだが)。実際、合格している学生さんはほとんどが都会から来た人で、青森県出身の人はほとんどいないのが現状である。

学生のアルバイトというといいイメージを持たれないだろうが、レベルの高い大学の学生はなかなか馬鹿にできない。もちろん当たりはずれはあるが、うまい学生は本当に教えるのがうまく、下手な塾の正社員よりうまいことも普通にある。何より生徒と年が近く、生徒が質問や相談をしやすいというのはやはり大きい。


②公立高校の中学受験があること
s十和田市には三本木高校附属中学校という、公立の中高一貫校がある。教育レベル・生徒の学力ともに他の市内の中学に比べ圧倒的によいので、結構人気がある。倍率的には八戸高校と同じくらいである。中学受験の対策は小学校の授業ではやらないので、受験するなら塾がほぼ必須となる。


こういうわけで十和田の方が八戸よりも激戦区となっているわけだが、その十和田で大成功しているさくらアカデミーが、八戸でもそうなれないわけがない、と強く思うのである。

以上!

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