三本木高から阪大医学部医学科に合格した生徒①
青森県では阪大(大阪大学)医学部はあまり馴染みがないだろうが、どれくらいの難易度か知っているだろうか?
駿台ハイレベル模試での合格判定ライン(2020.7月時点)は、東大理一が68、理二が67なのに対し、阪大医学部医学科はなんと74!現役で合格できれば、東大に合格するのが普通の灘高校ですら「すごい」と言われるレベルである。
5年前、三本木高からそんなレベルのところに合格した生徒がいる。推薦やAOではなく、(後期ではあったが)一般入試、しかも現役合格である。自分が指導していた生徒だったが、かなり特殊な条件で受験させたため、参考になる部分は少ないかもしれない。どれくらい特殊だったかというと、
・学校での理科の選択科目は「生物」だったが、受験は「物理」で受けた。
→物理は学校で一切習っておらず、自分が0から教えた(どういう経緯でこうなったかは長くなるので次回書きます)。
・生徒が学校の先生と直談判し、放課後講習・夏期講習・冬期講習をすべて欠席することを認めさせた。
→この判断には自分は一切関与せず、完全に生徒自身の判断。空いた時間は自分の授業を入れたり、都市部の大手塾とオンライン指導を入れていた。
という感じである。
この結果の影響は自分が思っていた以上に大きくて、現在でも続いていることを最近知った。
・当時三本木に努めていて、現在八戸高校で教えている先生が自分のことを知っていて、
学校の授業中に「さくらアカデミーに通ってる人いるか?」と生徒たちに聞いたことがあるそうだ(八戸にさくらアカデミーができたばかりで、まだ全然生徒がいない頃である)。どうやら「阪大医学部に合格者を出した人」として強烈に印象に残っているとかなんとか・・・
・三本木高校の物理の先生が自分の授業を受けている生徒を探し出し、自分の自作のプリントを生徒から回収、学校の授業教材に取り入れていることが最近判明した。
→2か月前、ある生徒が「学校の物理の先生から、亀井先生のプリントを学校に提出するように言われたんですけど渡してもいいですか?」と聞いてきたことから発覚。
→ここ何年かずっと感じていた違和感の原因がようやくわかった。生徒に「学校ではどう教わっている?」と聞くと、自分がしようと思っていた説明と全く同じものが返ってきたり、自分が開発したはずの特別な解き方(日本中で自分しか知らないはずの解き方)が学校のプリントに載っていたり、「あ、もうその説明受けてるのね・・・おかしいなあ~」と思うことが少なくなかったので・・・
という感じである。実は、この生徒の指導は自分の中では(結果的にはよかったものの)失敗だったと思っていて、自分からしゃべる気はなかったのだが、思っていた以上に大きな影響を残しているようなので一度このブログで振り返ってみようかなと考えた次第です。
なぜ生物から物理に変えたのか(しかも高3になってから!)など、細かいことは次回の②で書きます。
以上!
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