大学受験で一番大切な科目とは

2020.04.12 ブログ

どの科目だろうか?

もちろん一概には言えないが、それは基本的に文系・理系問わず『数学』である(もちろん、受験に数学を使わないところや数学の配点が極端に低いところは除く)。

文系でも数学が大切ということに違和感のある人もいるだろう。しかし、むしろ理系よりも文系の方が数学の重要度は高いかもしれない。

自分が大学生(京都大学)の頃、同じサークルに文系の同期が10人ほどいたのだが、その中で数学が苦手という人はたった1人しかいなかった。次のような会話が強く印象に残っている。

(同期A、Bはどちらも京大文学部の同期)
同期A(女):昨日、たまたまネットで数学の入試問題見かけてさ~。『懐かしいな~、ちょっとやってみよ』って思って解き始めたら・・・・もう止まんないの!ヤバイ!楽しい!ってなっちゃって・・・
同期B(女):それ気持ち悪いw
A:あんただって数学得意って言ってたじゃん!
自分(男):そうなの?
B:まあ、(数学は)大好きだったけどw
自分:(ホントに文系か?コイツら・・・)

もう一つ、これは就職活動を通して知り合った、京大経済学部の同期との会話。

同期C(男):理学部なんだよね?何専攻してるの?
自分:数学だよ。
C:マジで!?自分、受験生の頃本当に数学大好きでさ~。複素数平面とか超楽しかったよ~。
自分:・・・(戸惑いながら)お、おう。
C:数学専攻なら、「フェルマーの最終定理」って知ってるよね?
自分:そりゃあ、もちろん知ってるけど・・・
C:サイモン・シンの本読んだんだけどさ~、様々な天才たちが350年もかけて解決したなんて・・・・本当にロマンだよね!」
自分:・・・(なんで文系行ったんだ?コイツ)

他にも例はいろいろあるが、これくらいにしておこう。

もちろんこれは当時の京大同期の話なので全国トップクラスの受験生なのだが、理系で数学が得意な人は意外と少ない(60%くらい?)のに対し、文系ではそれが90%あたりにまで跳ね上がっていたのである。

理系科目は差がつきやすいというのは皆なんとなくわかると思うが、理系なら数学がダメでも、理科で(ある程度は)巻き返せるのである。実際、数学は苦手だったが理科で稼いで数学の穴を埋めて合格している同期も少なからずいた(もちろん、数学で稼げるのが一番合格しやすい)。

それに対し、文系は理系科目が数学しかないので、そこで取れないとかなり厳しくなる。英語・国語は数学・理科に比べて差がつきにくいので、文系の受験生が数学の穴を英語・国語で埋めるのは、よほど得意でないと難しい。むしろ英語・国語は苦手だが数学は得意で、それで合格している人のほうが多いくらいだ。

特に文系の場合は(というかむしろ文系の方が)、数学がどれだけできるかでどのレベルの大学に合格できるのかが決まるといっても言い過ぎではないと思う。「受験は数学なり」という言葉は昔からあるように、大学受験における数学の大切さは今後も変わらないだろう。

以上!

※あくまで個人的な意見なので、参考程度にして下さい。

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