悔しさを成長につなげる方法

2019.12.01 ブログ

皆さん、こんにちは。さくらアカデミーの福山です。

先日、うちの高2の生徒の定期テストがありました。

生徒は先月入塾し、毎日塾に自習に来ていました。生徒曰く人生史上一番勉強しているとのことでした。

そして、定期試験を終え、結果が返ってくるなり、期待していた得点に及ばず、自宅でお母さんの前で悔し涙を流したそうです。

お母様からは、こんなにも悔しがる娘の姿を初めて見ました。と報告を受けました。

生徒は前回の定期テストから点数が上がっているのにもかかわらず、自分の期待していた得点に及ばなかったことに悔しい感情が沸き起こってきたのです。

ここに生徒が成長するヒントが隠れていると思います。

なぜ悔しいのか?

まず、生徒はなぜ悔しかったのでしょうか?

それは、「悔しさ」は一生懸命やらないと起こらない感情だからです。

ついでに言うと「緊張」も必死に頑張った人だけが味わえるご褒美だと思っています。
(適度な緊張感がないと高いパフォーマンスを発揮できないから)

それ程までに自分を追い込めたことこそが結果以上に素晴らしいことです。


悔しさを情熱に変え、成長につなげる!!

今回の定期テストで生徒はつらい思いをしたでしょう。

我々もこの機会に生徒に成功体験を積ませ、自信にしてもらいたかったです。

しかし、これは受験の本番ではありません。

これからの勉強方法を見直す大きなターニングポイントにしていきましょう。

この悔しさがあれば、素直に自分に向き合えるはずです。

完璧の定義

今回の生徒は「学習時間」にある程度の満足感がありました。そこで注目してほしいのが「勉強方法」です。(学習の成果=学習時間×勉強方法)

では、具体的に勉強方法のどんなポイントに向き合えばいいのか?

それは、「完璧の定義」はどうなっていたかです。

完璧の定義とは、「できた」と思う基準です。

例えば、数学のある問題を解いたときに、その問題を以下のどの基準で「できるようになった」と思ったかです。

① 試験範囲の一通りの問題を解いて答え合わせをした
② ①+間違った問題の解答を見て、納得した
③ ②+その日のうちに解答を見ずに、解答を再現できるまで記述練習をした
④ ③+間違った問題を後日、解答を再現できるまで記述練習をした
⑤ ④+学校で配られるテキスト以外から似た問題を解いた

さくらアカデミーでは、少なくとも④までやってほしいと思います。

友人の「完璧の定義」は?

また、友人同士でこの「完璧の定義」を確認し合ってみてください。

「勉強時間」に関しては友人同士で共有する(自慢する??)機会があると思いますが、勉強方法や勉強に対する向き合い方などはあまり話したことは無いのではないでしょうか?

是非、一緒に頑張りたい友人たちとシェアしてください。