正しい学習法<意識編②> ~「伸びる生徒と伸びない生徒の違い」~
成績が伸びる生徒と、
頑張っても成績が伸びない生徒との、
学習法の「決定的な違い」を、
遂に発見しました!!!
「一言で言い表せる、伸びる子と伸びにくい子の学習法の違い」
が見つかりました。
伸びる子は
「忘れることを前提」
とした学習をしていると言うことです。
伸びない子は、
「一度書いたら忘れないことを前提」
として学習をしています。
具体的に、伸びる子と伸びにくい子の違いを、
まずは幾つか挙げてみましょう。
【英単語の練習(復習)】
伸びにくい生徒は
× 「同じ単語をノートに1行ずつ書く」
たとえば、単語を見ながら、
apple,apple,apple,apple,apple,apple・・・
と書いてノートを1行埋め、
その次に、
box,box,box,box,box・・・
と2行目に移ります。
最後のzebraを練習し終わった後、
テストをしてみると、
もうappleは忘れていて書けない。
と言うことが多いです。
伸びる生徒は
○ 「全ての単語をセルフテストする」
答えを下敷きや定規で隠して、
全ての単語を「見ないで書けるか」まずテストします。
そして、丸付けをし、
出来なかった単語だけ、
発音しながら3回書いて、
またテストします。
全部○がついたら終わり。
【左ページに解説・右に問題があるドリルの解き方(復習)】
伸びにくい生徒は
×「解説を全てノートに写してから、問題を解く」
ドリルの左側に書いてある解説
「平安京・・・794年桓武天皇は律令政治の建て直し
のため、都を現在の京都に移した⇒平安時代のはじまり
政治改革・・・地方政治の建て直しと律令政治の教科
蝦夷の平定・・・坂上田村麻呂を征夷大将軍に・・・」
を全て写す。
1ページ写し終わったあと、
テストをすると、
もうほとんど覚えていない。
伸びる生徒は、
○「まず問題を解き、間違えたところをチェックする」
まず右側の問題を答えを見ないで解き、
丸付けをする。
そのあと出来なかったところをチェックし、
覚えて、またテストをする。
全部○になったら終わり。
基本的に学習しても、
今日習った内容のうち50%は、
8時間で忘れてしまいます。
75%は、
1日で忘れてしまいます。
そこで
「忘れる度に、繰り返す」
必要があります。
人間だから、忘れます。
ましてや、
英単語など、興味が無い人にとってはなおさらです。
「忘れた後で復習する体制があるかどうか」
ここが大きなポイントです。
解説書の書き写しは、ムダです。
数時間後には忘れてしまっているからです。
ドリルの「問題文を全部写す」のも、
ムダです。
学生は忙しい。時間は限られています。
効率的な学習を進めましょう!!!
「忘れることを前提とした学習」
ぜひ意識してみてください!