【現代文勉強法】読書とは考え方を別に!主観を入れずに読もう!
昨日5月18日、5月中旬で30°Cを超えましたね。
この時期はまだ身体が暑さに慣れていない時です。
皆さん体調は大丈夫ですか?
青森県南、岩手県北の小学生・中学生・高校生の皆さん、保護者の皆様こんにちは。
さくらアカデミー八戸廿六日町教室です。
「英語の勉強法」「数学の参考書選択」から少し間が空いてしまいましたが、今回は「現代文の勉強」についてお伝えしていきます。
キーワードは「客観」。
是非最後までお読みください。
目次
現代文とは
読書は自分の好きなように
いきなりですが、皆さん読書は好きですか?
どんなジャンルでも構いません。
最近は読む人が減っているといわれている「純文学」から「ミステリー」や「恋愛小説」、または「エッセイ」に至るまで、毎日多くの読み物が本として出版されています。
それらの作品を読む時、皆さんはどうやって読んでいるでしょうか?
人によって、あるいは作品によっても違うかもしれません。
時には登場人物の心情に共感し、時には筆者の意見とは反対の意見を持ち、自分の読みたいように読んでいると思います。
読書はもちろんそれで大丈夫です。
自分の読みたいように読み、自由に感想を持ちましょう。
ですが、現代文を解く時にはそうはいきません。
現代文を解くことは読書とは別の作業
読書をする時には自分の考えを入れて読んでも大丈夫とお伝えしました。
では、「現代文の問題を解く」時にはどうでしょうか。
「論説文」「小説」「評論」など様々な形態はありますが、どの場合であっても
『主観を入れた読み方』はやめましょう!
「俺はこう思う、私はこう思うから」
は不正解への近道です。
決してそういう読み方をしないように心がけましょう。
答えは本文の中にある
「答えは本文の中にあります。」
聞いたことがある人も多くなってきたのではないでしょうか。
最近よく見かける言葉です。
この言葉は現代文の核心を突いているのではないでしょうか。
もちろん、答えがそのままの形で本文中に書いてあるだけではありません。
書いてあることから確実に推測できることもありますし、1ケ所ではなく複数個所を参照することもあります。
ですが、どのような場合であれ、『確実にそう読み取れる』という根拠となる部分は間違いなく本文の中に眠っています。
答えは一つしかない
根拠が本文にある理由はただ一つ。
問題に対する答えは一つしかなく、そして「誰もが正しい」と納得できるものでなくてはならないからです。
もちろん、記述式の解答では細かい部分に違いがあることもあります。
ですが、その場合であっても答えの根拠となっている部分や「キーワード」を外すことはできないのです。
「だれが読んでも正しい」と言える答えでなくては、そもそも問題として成立しないことになります。
よって、必ず本文から導き出せる答えにたどり着くようになっています。
現代文勉強法
現代文が得意になるための鍵
現代文を読めるようにする方法は、実は英語と似ています。
いえ、英語だけでなく、古文・漢文を含め、言語系の科目に共通しているといってもいいです。
そこでですが、まず取り組むべきは、
・語彙(漢字)
・文法(接続詞/代名詞)
です。
高校生の皆さんですと、「英単語帳」を持っていますよね。
中学生の皆さんでも英検用は持っている人もいるかもしれません。
では、「現代文の単語帳」は持っていますか?
まだ持っていない人もおられるのではないでしょうか?
そうなんです。
英語や古文では当たり前の単語帳が現代文だと全員が持つものではなくなってしまうのです。
言語科目では「語彙量」が多いほど得意になるのは間違いありません。
まだ持っていない皆さん、是非1冊手に入れてみてはどうですか?
いえ、是非手に入れてみましょう。
『現代文単語』という名前で数種類
他にも
『ことばはちからダ!』
『現代文キーワード読解』
などいろいろ出版されています。
文法は接続詞と代名詞の使い方を
現代文の文法はまず「接続詞」から始めましょう。
接続詞に接続表現(談話標識)と呼ばれるものを含めて学習すると、文と文のつながりの構造が取りやすくなります。
「接続詞」も語彙の分野に近いですが、「順接」「逆接」をはじめとし、一通り学習しておきましょう。
現代文の基本参考書1冊に目を通す
語彙力を強化するのには終わりがないといっても過言ではありません。
そして一方で、語彙だけ学習していても問題を解けるようにはなりません。
そこで、「現代文を解くとはどういうことか」を説明してくれている基本参考書に目を通すことも最初の時期にしておきましょう。
具体的には
『田村のやさしく語る現代文』
『ゼロから覚醒 はじめよう現代文』
あたりがお勧めです。
どちらも非常にわかりやすく、読んでいて楽しく学べる参考書です。
他にも出口先生や船口先生も基本的な内容を嚙み砕いて説明してくださっている参考書を出版されています。
もちろん、それらでも代替可能です。
慣れてきたら1日1題を目標に
基礎的な参考書で読み方を押さえたら、あとは実践を積みながら力を高めていきましょう。
他の科目との兼ね合いもありますが、慣れてきたら1日1題に取り組めばかなりの文章量を読むことが可能です。
共通テストやセンター試験の過去問も含めると、読む題材がなくなるということはまずないでしょう。
最近の問題集ではレベル分けがしっかりとされています。
徐々にレベルを上げていき、最終的には自分の目標とするレベルに届くように力を高めていきましょう。
まとめ
現代文は言語科目です。
そして、言語の基本は「語彙」です。
英語と古文では必ず手を付けるこの分野、現代文でも同じように取り組んでみましょう。
そして、「現代文とはどう読みどう解くのか」を最初の段階でつかんでしまいましょう。
それさえ最初にしておけば、あとは徐々に難易度を高めていくのみです。
今回紹介した参考書以外は、またあらためてご紹介します。
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