【国語の勉強法⑪】心情②
皆さん、こんにちは!さくらアカデミー講師の井元です。
私はこれまで、神奈川県の大手集団進学塾で小学生・中学生を対象に国語・社会等の科目を中心に指導してまいりましたので、本日も国語の勉強法について少しだけ紹介させていただければと思います。
前回は、中学3年生はあと半月ほどで青森県公立高校入試があるということで、残りの期間で少しでも点数が上げられるように、順番を変更して心情の重要性について、お話しさせていただきました。本日も同様の目的で、心情のつかみ方について、お話ししていきたいと思います。今回も、中3生はもちろん必見ですし、他の学年の方にも、非常に参考になると思いますので、是非ご覧いただければと思います。
まず、登場人物の心情は直接的に表現される場合と、間接的に表現される場合があります。直接的に表現される場合には、例えば、「うれしかった」、「悲しかった」などの心情語があります。間接的に表現される場合には、「やったー!」などの会話表現、「涙を流した」などの行動や様子、「どんよりとした雲が浮かんでいる」などの情景描写があります。
前の塾では、「直接的でも間接的でも、このような心情が読み取れる表現が出てきたら線を引こうね!」と指導していました。これは心情を意識し、読みながら心情をつかむ癖をつけて欲しいためです。また、この時に重要なのが、心情が間接的に表現されている場合には、自分で直接的な表現(心情語)に直すことです。小説が苦手な方は、この段階でつまづいていることが多いので、最初は時間をかけてでも、本文の横に自分で直した心情語を書き、その心情語が合っていたかをすり合わせしていくことで、「この場合は、この心情」というように、自分の中に知識としてインプットしていきましょう。
もちろん最終的には、いちいち心情語を書いていたら時間が足りなくなってしまうので、心情が読み取れる表現に線を引きながら、頭の中で心情を思い浮かべられるぐらいに訓練をしましょう。
本日は心情のつかみ方について、お話しさせていただきました。次回は心情の記述について、お伝えしていこうと思います。是非ご覧下さい。
今後も少しずつ、ブログで発信していこうと思っていますが、勉強の正しい努力の方法と大切さの指導は、是非さくらアカデミーにお任せ下さい!