計算ミスを減らす方法
皆さん、こんにちは。
福山です。
本日は「計算ミス」を減らす方法について書いていきます。
目標を高く持つ
まずは、計算に対する心構えです。
目標は高く持ちましょう。
目標が低いと計算ミスを「もったいない失点」とは考えないでしょう。
もったいない、悔しい、もう同じ失敗をしたくない・・・
などの気持ちがゼロでは以下のことを読んでもあまり響かないかもしれません。
計算ミスをしない工夫をする
計算ミスが多い生徒の計算を横で見ていると、
あえて危険な道に突入している生徒があまりに多いように感じます。
しかも、無防備すぎていつもヒヤヒヤします。
例えるなら、「制限速度オーバーで、信号のない交差点を左右確認なしで直進する」感じがします。
事故が起きていないのは“たまたま”他の車や歩行者がいなかったからです。
次に計算ミスをしない工夫の具体的な例を挙げます。
①式変形をする
25×68+25×32
=25×(68+32)
=25×100
=2500
計算が苦手な生徒は、「25×68」と「25×32」を計算しちゃいます。
②上手に約分
約分テクニック(初級編)
2の倍数でないか?(1の位が偶数)
⇓
5の倍数でないか?(1の位が0か5)
⇓
3の倍数でないか?(各ケタの和が3の倍数)
の順でチェックします。
これを順にチェックすると、7の倍数やその他の素数にも気づきやすくなります。
約分テクニック(中級編)
分母、分子の小さいほうを素因数分解し、分解した数で割り切れないか確かめる。
例
102/255
まず初級編の手順で考えます。
いきなり素因数分解をしないでくださいね。
分母と分子は2で割れない(分母が奇数だから)。
また5の倍数でも割れない(分子の1の位が0,5でないから)。
⇓
3の倍数かな?
102は1+0+2=3=3×1 3の倍数だ。
255は2+5+5=12=3×4 3の倍数だ。
約分すると
34/85
ここまでをスピーディーに行います。
次に34(小さいほう)を素因数分解する。
34=2×17
分母の85は17で割れないかな?
85÷17=5
だから102/255=34/85=2/5
③よく出てくる計算は暗記する
(例)2乗の計算
11²=121
12²=144
13²=169
14²=196
15²=225
16²=256
17²=289
18²=324
19²=361
(例)2のn乗の計算
2²=4
2³=8
2⁴=16
2⁵=32
2⁶=64
2⁷=128
2⁸=256
2⁹=512
2¹⁰=1024
(例)分数と小数
1/2=0.5
1/4=0.25
1/8=0.125
1/16=0.0625
1/25=0.04
1/125=0.008
どこかで必ず計算ミスをしていると思う
突然ですが、こんな経験ありませんか?
「お母さん、○○どこ~?」と家の中で探し物をしたことがありませんか?
するとお母さんが「ここにあるじゃん!!」と一瞬で見つける。そして案外すぐそばにあったと気付く。
これは、年齢を重ねお母さんになると、モノを見つける能力が上がるのではありません。
なぜ一瞬で見つけるかというと、お母さんは皆さんが失くした○○は絶対に“ある”と思って探しているからです。
皆さんがすぐに見つけれらなかったのは、○○が“ない、なくなった”と思って探しているからです。
このように“ない”と思っているものは探すのが難しいのです。
この例に共感してくれた人ならわかっていただけると思いますが、計算ミスは“ある”と思って探さないと見つかりません。
是非「見つけてやるぞ~」と思って探してください。