志望理由の書き方
皆さん、こんにちは。
福山です。
推薦入試を受験する生徒が避けて通れないのが「志望理由書」です。
本日はその書き方をお教えします。
目次
そもそも志望理由書って?
志望理由書は「3つ」の自分を書きます。
「今」の自分がどういう経緯で「未来」の自分を思い描き、そのために「大学」の自分が何を学ぶのか?
についてを1つの文章にまとめることです。
3つの自分と言われると難しく感じるかもしれませんが、以下の段落構成を順に考えていけば、大丈夫です。
段落構成
5段落構成で書くことをおすすめします。
その5段落構成ですが、
①要約
②きっかけ、問題提起
③問題分析
④解決策
⑤大学で学びたいこと
それでは各段落について説明していきます。
各段段落説明 ①要約
②~⑤を要約します。
志望理由書の冒頭でいきなり②の「きっかけ」から書き始める生徒がいますが、これは読む側としてかなり苦痛です。
着地地点をどこか示さずに、いきなり自身の体験談を語り始めていませんか?
興味を持って読んでもらうための配慮が必要です。
各段段落説明 ②きっかけ、問題提起
①が終わったら、「きっかけ」を書きだします。
特異な体験や、壮絶な体験は必要ではありません。
誰にでも起こりうる日常的な出来事であっても、切り口が新鮮であればオリジナリティをアピールできます。
そして、その切り口から「問題提起」を行います。
注意点としては、「問題」のスケール感、規模感です。
その規模感ですが、
個人・家族<地域<都道府県<日本<世界
一部の学部では個人的な問題を取り上げるのはありですが、基本的には「地域<都道府県<日本」くらいの問題を取り上げるべきです。
各段段落説明 ③問題分析
②で取り上げた「問題提起」に対して、「問題分析」を行います。
なぜその問題は起こるのか?
原因は何か?
と深掘りを行います。
各段段落説明 ④解決策
次に、③で分かった原因に対して「解決策(仮説)」を示します。
しかし、ここで1点注意点があります。
それは、必ずしも「解決策」を出す必要はないっていうことです。
なぜなら、今「解決策」がわかるのであれば、大学で勉強する必要はないよね?となる可能性があるからです。
また、過去にあなた以外の誰かが同じ問題に気づいていますが、いまだその問題は解決されていません。
高校生のあなたが、今まで誰も思いつかなかったような「解決策」を考えられるなら、ノーベル賞クラスの発見かもしれません。
しかし、そのような大発見は簡単に起こりません。
だからこそ、「ここまで自分で調べたが、これ以上は分からない。だから大学で学ぶ必要がある」と結論付けたっていいのです。
各段段落説明 ⑤大学で学びたいこと
最後に「大学で学びたいこと」をまとめます。あなたが考えた解決策のために何を・どこで・誰から学ぶ必要があるのか等を書いていきます。
具体的には、授業名、研究室名、教授名、プログラム名を出していきます。
最後に
志望理由書で肝心なのが、5つの段落につながりがあることです。
コツは第三者に読んでもらい添削をしてもらうことです。
添削をしてもらうことで、今までスルーしてしまった分かりづらい部分に気づくことができます。