【大学受験】推薦の種類について②

2022.02.02 ブログ

みなさん、こんにちは。福山です。

 

前回、推薦入試の違いについてざっくり紹介しました。

今回は、推薦入試のスケジュールと入試別おすすめ生徒について書いていきます。

 

推薦入試のスケジュール

おおよそのスケジュールは上の通りです。

各大学により、日程が異なりますので、募集要項をチェックしてください。

 

国公立大学では、共通テストの結果を選考に利用する大学があります。

その場合は1月の中旬に共通テストがあり、2月の上旬に合格発表があります。

 

私立大学の総合型選抜のスケジュールで1点注意点があります。

それは、“偏差値の高い大学ほど”入試が早い傾向にあります。

 

私立一般入試と逆の流れになりますので、併願を考えている生徒は本命の大学が先に来ることあるとだけ覚えておいてください。

 

次に入試別おすすめ生徒ですが、★で各項目の重要度を示します。

★の数が多いほど、重要度は高いです。

 

国立大学

【公募推薦】

評定 ★★★★
課外活動 ★★
語学力 ★★★
志望理由 ★★★
小論文 ★★★
面接 ★★★
共通テスト ★★★★★

 

ポイント

何といっても、「共通テスト」の項目が最重要です。

また、「評定」が★4つで高いものの、それ以外は平均的です。

 

【総合型】

評定 ★★★
課外活動 ★★★★
語学力 ★★★
志望理由 ★★★★★
小論文 ★★★★
面接 ★★★★
共通テスト ★★★★★

 

ポイント

公募推薦同様、「共通テスト」が最重要項目ですが、それと同じくらい「志望理由」が重要となります。

大学に入学したい理由が明確な生徒が有利です。

加えて「志望理由」の根拠となる「課外活動」があるとなお良しです。

また本番での「面接」や「小論文」も非常に重要な要素なので、準備に相当な時間を要します。

 

私立大学

【指定校推薦】

評定 ★★★★★
課外活動 ★★
語学力 ★★
志望理由 ★★
小論文 ★★
面接 ★★

 

ポイント

この入試は、学校の定期試験のために必死で頑張ってきた生徒のための入試です。

評定以外、特に重要な項目はありません。

評定がギリギリで、運よく学校の選考をパスしちゃった生徒は注意が必要です。

逆転のチャンスが少ない入試です。

 

【公募推薦】

評定 ★★★★
課外活動 ★★★
語学力 ★★★
志望理由 ★★★
小論文 ★★★
面接 ★★★

 

ポイント

指定校推薦ほど、評定重視ではありませんが、総合力が求められます。

 

【総合型】

評定 ★★★
課外活動 ★★★★★
語学力 ★★★
志望理由 ★★★★★
小論文 ★★★★
面接 ★★★★

ポイント

「志望理由」とその根拠となる「課外活動」のツートップです。

また本番の「小論文」と「面接」も気が抜けません。

国公立のように「共通テスト」がありませんので、全項目高いレベルが求められます。