大学受験生には週50時間勉強してほしい
「どれくらい勉強したらよいですか?」
これは初めてさくらアカデミー八戸廿六日町教室に来た大学受験生やその親御さんから頻繁に聞かれる質問です。
私の答えは、「学校の授業以外に週50時間勉強してください。」です。
なぜ週50時間なのか?について解説します。
理由①
周りがそれくらいやっているから
文部科学省や大手予備校などによる「学習時間アンケート」的なものをみると、受験生の1日の学習時間で最も多いものが「4~6時間」です。
つまり、これを×7すると、
世の多くの受験生は週に「28~42時間」勉強していることになります。
勉強の効果は単純な「時間」だけで測ることはできませんが、週に50時間勉強していれば、勉強をしているのに偏差値が下がるという最悪の事態は起こりにくいのではないでしょうか。
理由②
50時間を目指すと時間の使い方が上手になるから
「50時間やってください!」と伝えた後、生徒に現在の学習時間を確認します。
仮にその生徒が週に30時間勉強しているとします。
すかさず私は「あと20時間足りませんね。1日何時間増やしますか?」
生徒が計算し「毎日3時間くらい足したいのですが、そんな時間はとれません。」
50時間なんて無理だという反応の生徒に対し、
「学校の昼休みやバスでの移動中には勉強できないですか?」
「塾でもう1時間勉強できませんか?」
「スマホやゲームの時間はどれくらいですか?」
などを確認します。
すると生徒は「その時間もやらないといけないですよね。」と折れます。
ここで大事だと思うのが、50時間を目指す過程で生徒自身が自分の時間の使い方に意識を向けることです。
「まだ勉強できる時間はないか?」と真剣に考え始めると、勉強効率や勉強量は一気に向上します。